トルコ　ペルガモン　1999.05.16(Sun) Create

紀元前３世紀半ばから紀元前２世紀にかけて栄えたヘレニズム文化の都市で、現在この土地ははベルガマと呼ばれている。小高い山の上部全体に遺跡が散在しており、なかなかいい雰囲気を醸し出している。
この数ヶ月後にイギリスに行った際、大英博物館でこの遺跡の復元モデルが飾ってあった。実物を見た後だっただけに、当時の風景を頭の中でリアルに再現することができて感動したのを憶えている。そういえば遺跡を見に行った時、季節外れにもかかわらず日本人の団体観光客たちが来てたのだが、当時はなんでこんなところにまで来てるのか不思議だった。その謎が大英博物館でやっと納得できた。そんなに有名な遺跡だとは知らなかったのだ。恥ずかしい…

	アクロポリスのアテネ神殿。 かなり崩れてはいるが、その崩れ加減がいい感じ。
	ゼウス祭壇と古い街並み。 赤い屋根の街並みって、すごくマッチしてて違和感が全くない。このように遺跡自体はあまり主張してなくても、周りの風景にうまく溶け込んでいていい雰囲気だ。

そう言えば、遺跡の中に直径７〜８ｍぐらいの井戸みたいなのがあって、その真ん中に柱が立っていて、コインが沢山散らばっていた。たぶん、コインを投げて柱の上に乗ったら願い事が叶うという伝説があるんだろうと勝手に思い込んで、持っていたコインを投げてみた。２０枚近く投げたのだが結局１枚も乗らなくて、所詮叶わぬ夢なのかな…なんて落ち込んだのを憶えている。エジプトのカルナック神殿で祈ったのと同じ事を願ったのだが、未だに成就してない。そんなもんだ。